超簡単！マイナ保険証「登録・利用」実践マニュアル【スマホ対応】
こんにちはR2-TMです。上巻では、紙の保険証が段階的に姿を消し、マイナ保険証と資格確認書に移行していく流れや、メリット・デメリットを整理しました。下巻となる今回は、「実際にどう登録するのか？」「スマホでどう使うのか？」という実践的な部分にフォーカスして、できるだけ迷わない手順をまとめていきます。
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「マイナ保険証に切り替えたいけれど、どこから手をつければいいかわからない」「スマホを保険証として使えるって聞いたけれど、自分でもできるのかな？」という声は本当に多く聞きます。ですが、ポイントさえ押さえれば、登録自体は数分で完了しますし、スマホでの利用もそこまで難しいものではありません。
この記事では、
- マイナ保険証登録の3つのルート
- スマホでの登録・利用の全体像
- 高齢の家族やスマホが苦手な人へのサポートのコツ
- よくある不安・トラブルへのQ＆A
といった内容を、「今日から一歩踏み出せる」レベルまでかみ砕いて解説していきます。
1. マイナ保険証の登録は「3つのルート」から選べばOK
まずは全体像から押さえておきましょう。マイナ保険証の登録は、主に次の3つのルートから、自分に合った方法を選択できます。
- ルート1：自宅で完了する「マイナポータルアプリ」からの登録
- ルート2：病院・薬局にある「顔認証付きカードリーダー」からの登録
- ルート3：一部コンビニ（セブン銀行ATMなど）からの登録
どのルートから登録しても、最終的にマイナ保険証として使えるようになる点は共通です。「スマホ操作が得意かどうか」「よく行く医療機関にカードリーダーがあるか」など、自分の生活スタイルに合った方法を選びましょう。
2. 一番おすすめは「マイナポータルアプリ」からの登録
自宅で落ち着いて操作できるマイナポータルアプリ経由の登録が、多くの方にとって最も現実的でおすすめです。対応スマホがあれば、役所や病院に行く必要もありません。
2-1. 事前に準備しておくもの
- マイナンバーカード本体
- カード受け取り時に設定した数字4桁の「利用者証明用パスワード」
- 最新の「マイナポータル」アプリをインストールしたスマートフォン
- マイナンバーカードの読み取りに対応したスマホ機種
対応機種かどうかは、デジタル庁などの公式サイトで一覧が公開されています。機種変更したばかりの方は、一度確認しておくと安心です。
2-2. 登録手順（おおよそ1〜3分）
- スマホで「マイナポータル」アプリを起動し、ホーム画面から「健康保険証利用の申込」メニューを選びます。
- 画面に表示される説明や利用規約を確認し、「同意して申し込む」などのボタンをタップします。
- スマホの案内に従って、マイナンバーカードを読み取り位置にかざします。
- 利用者証明用パスワード（4桁）を入力し、本人確認を完了させます。
- 「健康保険証利用の申込が完了しました」といったメッセージが表示されれば終了です。
一度この申込をしておけば、今後、転職や引っ越しで保険が切り替わっても、基本的にはマイナ保険証としての利用が継続されます（反映までにタイムラグが出ることはあります）。
2-3. この方法のメリット
- 自宅で好きなタイミングで手続きできる
- 病院の受付が混んでいる時間帯を避けられる
- 画面のスクリーンショットを家族と共有しながら一緒に進めることもできる
スマホに慣れている方なら、このルートが最もストレスなく終わるはずです。
3. 病院・薬局の「顔認証付きカードリーダー」で登録する
スマホ操作に自信がない方、対応機種を持っていない方は、病院や薬局にある顔認証付きカードリーダーでの登録が便利です。いつもの通院のついでに済ませられます。
3-1. 基本的な流れ
- 受付周辺にあるカードリーダーを見つけ、「マイナ保険証」や「健康保険証利用登録」に関する案内を確認します。
- マイナンバーカードをカードリーダーにセットします。
- 画面の案内に従って「健康保険証として利用する」などのメニューを選択します。
- 顔認証または暗証番号（4桁）で本人確認を行います。
- 「登録が完了しました」と表示されれば、申込は終了です。
操作に不安がある場合は、受付のスタッフに「マイナ保険証の登録をしたいのですが」と声をかければ、画面の見方を教えてもらえることがほとんどです。
3-2. 注意したいポイント
- すべての医療機関や薬局にカードリーダーが設置されているわけではない
- 混雑している時間帯は、登録のために少し待ち時間が伸びる可能性がある
- 暗証番号を連続で間違えるとロックがかかるため、事前に控えを確認しておくと安心
4. コンビニATM（セブン銀行ATMなど）で登録する
近所のコンビニにセブン銀行ATMなどがある場合は、買い物ついでにATMで登録してしまう方法もあります。
4-1. 登録の手順イメージ
- ATMのトップ画面で「マイナンバーカードでの手続き」に該当するメニューを選びます。
- 案内に従ってマイナンバーカードを挿入・または置き、4桁の暗証番号を入力します。
- 表示されたメニューの中から「健康保険証利用の申込」や類似の項目を選択します。
- 表示内容を確認し、申込を確定すると手続き完了です。
ATMの画面表示は将来的に変わる可能性もあるため、事前に公式サイトやATMの案内ポスターを確認しておくとより安心です。
5. スマホが「マイナ保険証」になるってどういうこと？
ここからは、特に関心の高い「スマホでマイナ保険証を使う」というテーマについて整理していきます。「スマホに入れてしまえば、カードなしで受診できるの？」というイメージですね。
5-1. スマホ版マイナ保険証のイメージ
イメージとしては、次のような流れになります。
- あらかじめスマホに「マイナンバーカードの電子証明書」を登録しておく
- 対応している医療機関・薬局の受付で、スマホをかざす
- スマホ上で生体認証（Face ID / 指紋）や暗証番号入力を行う
- 受付端末側で保険資格がオンライン確認される
すべての医療機関が一度に対応するわけではなく、対応しているところから順次増えていくイメージです。しばらくのあいだは、念のためマイナンバーカード本体や資格確認書も一緒に持ち歩いておくと安心です。
5-2. スマホ版マイナ保険証に必要なもの
- マイナンバーカード（事前にマイナ保険証登録済みであること）
- マイナポータルアプリなど、対応アプリ
- 電子証明書を搭載・利用できる対応スマホ（iPhone／Androidの一部機種）
- 利用者証明用パスワード（4桁）と署名用パスワード（英数字6〜16桁）の管理
対応機種や詳細な設定方法は変化していく可能性があるため、最新情報はデジタル庁やマイナポータルの公式情報で確認するのが確実です。
6. 実践：スマホを使った受付の流れ（iPhoneの例）
ここでは、実際にiPhoneでスマホ版マイナ保険証を使う場合のイメージを簡単に説明します。細かい画面表示やボタン名称は時期によって変わる可能性があるため、あくまで全体の流れとして見てください。
6-1. 事前準備
- 自宅などで、マイナポータルアプリからiPhoneへの電子証明書登録を済ませる。
- マイナ保険証としての利用登録が完了していることを確認する。
- Face IDやパスコードなど、iPhoneのロック解除方法を整理しておく。
6-2. 医療機関での受付手順（イメージ）
- 医療機関の受付端末で「スマートフォンでマイナ保険証を利用する」などのメニューを選ぶ。
- 表示される案内に従って、iPhone側で対応アプリを起動する。
- 端末に表示される指示どおりに、iPhoneをかざしたりQRコードを読み取ったりする。
- Face IDやパスコードで本人確認を行う。
- 端末側に「資格確認が完了しました」と表示されれば受付完了。
文章で読むと少し長く感じるかもしれませんが、操作自体は「アプリを開く→案内どおりに進める→認証する」の3ステップです。
7. 実践：スマホを使った受付の流れ（Androidの例）
Androidでも、対応機種であればiPhoneと同じようにスマホ版マイナ保険証を利用できます。
7-1. 事前準備
- マイナポータルアプリなどを用いて、スマホに電子証明書を設定する。
- マイナ保険証としての利用登録が済んでいることを確認する。
- 指紋認証や画面ロックのパスコードを整理しておく。
7-2. 医療機関での受付手順（イメージ）
- 受付端末で、スマホ版マイナ保険証に対応していることを確認する。
- 画面の案内に従って、スマホを端末にかざしたり、アプリを起動したりする。
- 画面上の指示に従い、暗証番号または生体認証で本人確認を行う。
- 資格確認が完了したことが表示されれば、受付は終了。
こちらも、基本的な流れはiPhoneと同じで、「スマホ上で自分の身元を確認し、その結果を受付に伝える」というイメージです。
📱 スマホ設定で迷ったら？公式ガイドをチェック
スマホ版マイナ保険証の設定方法や画面イメージ、対応機種などは、マイナポータル公式ガイドに最新情報がまとめられています。操作に不安がある場合は、まず公式ページを確認するのがおすすめです。
8. よくある不安・トラブルQ＆A
Q1. スマホの電池が切れたらどうなる？
A. スマホの電源が入らない状態では、スマホ版マイナ保険証は使えません。念のため、マイナンバーカード本体や資格確認書も持ち歩いておくと安心です。モバイルバッテリーを1つカバンに入れておくのも、これからの時代の「お守り」になるでしょう。
Q2. スマホやマイナンバーカードを失くしてしまったら？
A. 紛失時は、カードの一時利用停止や再発行手続きが必要になります。マイナポータルやマイナンバー総合フリーダイヤルで、緊急停止の連絡先や手順を事前に確認しておきましょう。緊急連絡先は、スマホ以外の場所（紙のメモなど）にも控えておくと安心です。
Q3. 高齢の家族はスマホを使っていないが大丈夫？
A. スマホ版マイナ保険証はあくまで「便利な選択肢のひとつ」であり、必須ではありません。マイナンバーカード本体を使う方法や、資格確認書を利用する方法も用意されています。ご家族それぞれの状況やデジタル機器への慣れ具合に合わせて、無理のない形を選べば大丈夫です。
Q4. アプリや設定に自信がない…
A. その場合は、無理にスマホだけで完結させようとせず、役所の窓口や医療機関の受付で相談しながら進めるのがおすすめです。家族や知人と一緒に画面を見ながら設定してもらうのも一つの方法です。「よくわからないまま一人で抱え込まない」のがポイントです。
9. あると便利なグッズと活用アイデア
マイナ保険証やスマホを日常的に使うようになると、「なくさない工夫」「取り出しやすさ」「プライバシー保護」が気になってきます。例えば、次のようなグッズがあると便利です。
- 番号部分が見えにくいマイナンバーカード専用ケース
- 診察券・保険証・お薬手帳をまとめて入れられるケース
- スマホとカードケースを一体化できるミニ財布やポーチ
こうしたグッズを使うことで、通院のたびにカバンの中をひっかき回す必要が減り、紛失防止にもつながります。私は、実際に使ってみて良かったアイテムを楽天ROOMでも紹介していますので、興味があればのぞいてみてください。
10. 関連記事・公式情報への導線
マイナ保険証や資格確認書の位置付け、移行スケジュールなど、制度全体の概要については、上巻の記事で詳しく解説しています。まだ読んでいない方は、先にそちらを読んでいただくと理解がスムーズになります。
【上巻】さよなら、紙の保険証。マイナ保険証への移行で「知っておくべきこと」完全ガイド
また、制度や運用の最新情報は、必ず以下のような公式情報もあわせて確認するようにしましょう。
11. 下巻のまとめ：「完璧でなくていい、今日できる一歩から」
マイナ保険証やスマホ版マイナ保険証というと、「難しそう」「トラブルが怖い」と感じる方も多いかもしれません。しかし、今回解説してきたように、やるべきことはそれほど複雑ではありません。
- まずは、マイナ保険証としての利用登録をどのルートで行うか決める
- 自分や家族がスマホでの利用に向いているかどうかを考える
- 必要に応じて、カードケースや収納グッズなどの環境を整える
このうち、どれか一つでも今日できることを決めて動き出してみる。それだけでも、制度が本格的に切り替わる時期に慌てずに済むはずです。
上巻・下巻の2本を通して、マイナ保険証に対する不安が少しでも軽くなり、「まずはここからやってみようかな」と思っていただけたら嬉しいです。今後、制度やアプリの仕様が変わっていく可能性もありますが、そのたびにアップデートしながら、私自身も一緒に使い方を研究していきたいと思います。
※本記事の内容は、執筆時点で公表されている情報に基づいて作成しています。制度・運用・対応機種などは今後変更される可能性があります。最新の情報や個別の取扱いについては、必ずデジタル庁・厚生労働省・各保険者・医療機関・マイナポータル公式サイト等でご確認ください。
※本記事は、デジタル庁・厚生労働省・マイナポータル公式サイトなどの公開情報を参考にしつつ、個人の理解に基づいて再構成したものです。公式見解や最新の制度内容とは異なる場合がありますので、必ず各公式情報をご確認ください。
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