こんにちは、R2-TMです。
「給料は上がっているはずなのに、なぜか手取りが増えない…」そんな疑問を抱いたことはありませんか?
その原因のひとつが社会保険料です。特に40代になると、介護保険料が追加され、年収増加とともに負担も比例して上がるため、家計へのインパクトは大きくなります。
本記事では、2025年最新データをもとに社会保険料の仕組み、40代に重くのしかかる理由、年収別シミュレーション、過去30年の推移、さらに対策までを徹底的に解説します。
1. 社会保険料とは?
日本の社会保険は、主に以下の4つで構成されています。
- 健康保険:医療費の自己負担を軽減するための制度。会社員は協会けんぽや健康保険組合に加入。
- 厚生年金保険:老後の年金給付の財源。国民年金に上乗せされる形。
- 雇用保険:失業時の生活保障や教育訓練給付に使われる。
- 介護保険:40歳以上から加入義務があり、介護サービス利用の財源となる。
2. 40代で負担が重くなる背景
- 年収増加と比例して保険料が上昇:標準報酬月額に基づき、年収が上がれば保険料も増える。
- 介護保険料の追加:40歳になると強制的に介護保険料が加わる。
- 子育てや住宅ローンと重なる時期:教育費や住宅ローン支出がピークの中で負担増が重なる。
3. 年収別シミュレーション(2025年時点)
以下は、年収別に見た社会保険料の目安です(健康保険:協会けんぽ平均10%、厚生年金18.3%、雇用保険0.6%、介護保険1.8%で試算、労使折半済み)。
年収(額面) | 社会保険料合計(年額・本人負担) | 手取り年収(概算) | 負担割合(対額面) |
---|---|---|---|
500万円 | 約90万円 | 約410万円 | 約18% |
700万円 | 約130万円 | 約570万円 | 約19% |
1,000万円 | 約190万円 | 約810万円 | 約19% |
※独身・扶養なしを前提とした概算です。扶養家族や住民税額によって変動します。
4. 30年前との比較
1990年代前半と比べると、社会保険料率は大きく上昇しました。
項目 | 1990年代前半 | 2025年現在 |
---|---|---|
厚生年金保険料率 | 約14% | 18.3% |
健康保険料率(全国平均) | 約7% | 約10% |
介護保険料率 | 制度なし | 1.8% |
この30年間で、社会保険料率は合計で5%以上増加しており、実質的な可処分所得を押し下げています。
5. 社会保険料が家計に与える影響
- 可処分所得の減少:額面500万円でも手取りは実質410万円前後。
- 老後資金形成が難しくなる:将来年金を受け取れる保証はあるが、積立余力が削られる。
- 教育費や住宅ローンへのしわ寄せ:特に40代は子供の教育費ピークと重なる。
6. 40代が取るべき対策
6.1 新NISA・iDeCoの活用
社会保険料で削られた可処分所得を守るために、非課税制度をフル活用することが重要です。
新NISAでは年間360万円までの投資が非課税に。
iDeCoでは掛け金が全額所得控除となり、節税効果が大きい。
6.2 節税制度の利用
- 医療費控除
- ふるさと納税(実質2,000円で返礼品+税控除)
- 生命保険料控除
6.3 副業・複業による収入源の分散
本業一本に頼ると、保険料増に耐えにくい構造になりがちです。副業での収入源確保は家計安定に有効です。
6.4 固定費の見直し
- 通信費:格安SIMやプラン見直し
- 住宅ローン:借り換えや繰上げ返済の検討
- 保険料:必要以上の保障を削減
7. まとめ
社会保険料は40代の家計を直撃する大きな固定費です。
1990年代から比べても負担率は確実に上昇しており、額面年収が増えても手取りはむしろ減るケースが目立ちます。
しかし、制度を理解し、NISAやiDeCo、ふるさと納税、副業や節約などの対策を講じれば、可処分所得の目減りに備えることが可能です。
「仕組みを知ること」こそが、40代の家計改善の第一歩なのです。
免責事項
本記事は一般的な情報提供を目的としています。実際の社会保険料や税額は年収、家族構成、自治体によって異なります。正確な情報は最新の公的資料や専門家にご確認ください。
参考資料
- 厚生労働省「厚生年金保険料率の推移」
- 全国健康保険協会「協会けんぽ 保険料率」
- 総務省「日本の社会保障制度」
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